千歳から成田に飛び、無事に出国、ラウンジへ。

今回、リッチにプレミアムエコノミーを利用したため、なんとラウンジを利用できた。乗り換え待ちの30分ほど、ここで一息。

そして機内へ。あちらにビジネスクラス・・・いいなあ。フルフラット、憧れるなあ。疲れ具合が全く違うんだろうなあ。

とは言え、機内はガラガラで隣も空いてて、めぎは大名のように優雅に広々使うことができた。

あ、あれはジャンボ機・・・?懐かしいなあ。

そして離陸。

太平洋上で大きく旋回し、房総半島の方へ戻る。

そして日本を横切って飛んでいく。

このとき日本は昼の11時40分頃。デュッセルドルフは早朝4時40分頃。うちのドイツ人は寝てるのね。

ドイツまで9400㎞。11時間強の飛行。遠いなあ。ホント、遠いわよね。

飛行機は越後山脈を越えていく。


そして、食前酒が配られた頃・・・(このスパークリングワイン、普通のエコノミーには無い。プレミアムエコノミーはビジネスクラスの飲み物の一部を味わえる。スペインのスパークリングワイン、ああヨーロッパの味。うちに帰るんだわ・・・とこのとき感じた。)

新潟を通過した。(次の2枚はスマホで撮影。)

ああ、日本を去っていく・・・

そして食事。機内食はエコノミーと同じ。でも、エコノミーでも日本の航空会社の機内食は美味しいわねえ。めぎは予期せぬ冷や奴や枝豆、鶏の唐揚げを楽しんだ。そう言えばこのどれも今回いただかなかったなあ・・・そして、食後のお茶!緑茶が配られるのは日本の航空会社だけよねえ。

そして飛行機は北海道の西を通過。

あの雲の辺りに北海道があるんだわ。今朝、ついさっきまでいた北海道が・・・あの向こうに両親がいるんだわ。お父さん、お母さん、ありがとう、さようなら。またの日まで元気でね。

そして飛行機は向きを変えた。

利尻・礼文が表示されていた。

デザートのアイスが配られた頃・・・

北海道は遙か彼方の霞の向こうとなり・・・

ロシア上空に突入。

最後に見た礼文という文字。

日本、さようなら・・・
次はいつ来られるかな。今回は1年3か月ぶりという比較的短いインターバルだったけど、次は2年くらいかなあ・・・
それからめぎは一眠りし、目が覚めたのは3時間半後くらい。プレミアムエコノミーのサービスで、ビジネスクラスであまったデザートをいただいた。暗い機内でまわりの寝ている人に迷惑をかけないように灯りをつけず、787のあの窓の明るさを調節できる機能で若干外からの光を入れるだけで写したのでちょっと分かりにくいけど、お酒の香りが美味しいリンゴのタルト。

その後時折うつらうつらしながらNHKニュースを見たり、80年代のJ-POPとか井上陽水とかELTとか日本のバラード集とかを聞いたりして、日本の機内サービスを存分に楽しんだ。
そしてリンゴのタルトから約4時間後、機内が明るくなり、軽食が配られた。これもめぎにはとっても美味しかった。

外は分厚い雲。向こうにちょっと小さめの飛行機が並行して飛んでいた。

飛行機は2度目の食事から2時間くらいかけてロシアからエストニアの上空を通過してバルト海を横切り、ようやくバルト海の西の端の辺りまでやってきた。北欧からドイツにかけては天気悪そう。

それから徐々に高度を下げて、雲の中に突入。

おお~ドルトムント、ヴッパータール、ライン!ああ、帰ってきたわ~~

雲が切れて下が見えたのは、着陸直前だった。

着陸&逆噴射。16時到着の予定が10分ほど早めの着陸。

外は雨。デュッセルドルフは5℃だって・・・16時の気温が5℃。ひえええ。北海道でも最高気温の予想が15℃だったのになあ。これはスマホで撮影。

降りるところまでの移動中、機内は虹色だった。

こうしてめぎはまたドイツに帰ってきた。誰もお辞儀などせずにこやかに迎えたりもしない無愛想なドイツへ。でも、めぎはそんな素っ気ないドイツでホッとした。礼をされたり挨拶されたりするところを無言で通り過ぎるのはめぎには気が引けるし、イチイチ挨拶を返すにはその回数や量が多すぎるのだ。その反面、ドイツは素っ気ないけど見ず知らずの人が駅でも電車の中でも手をさしのべてくれたり、ちょっとした親切に、ありがとう、いえいえ、というやりとりがあったり。お客様対応はひどいけど、お金を払わなくても一般の人同士のそういうコミュニケーションが日常茶飯事なのが、ドイツの良いところ。
9400㎞の旅を終え、デュッセルドルフへの直行は極楽のように快適だった。しかし、それでもめぎはへろへろ。空港までうちのドイツ人が迎えに来てくれて荷物も全部運んでくれたから楽だったけど、みなさまの場合はここから旅が始まるのね・・・ビジネスマンの方々はここから仕事なのよね!凄いなあ・・・そう言えばその昔、日本からドイツに到着して、さあここから重いスーツケースを押しつつスリに遭わないように気をつけながら電車で移動しなきゃ、と飛行疲れを感じつつもちょっとワクワクドキドキ気を引き締めていた頃のことを思い出す。うーん、それにしても、ヨーロッパって遠いわね。
撮影: Nikon 1 V3 + 18.5mm(F1.8)
この記事へのコメント
Baldhead1010
これからは長い冬の季節、ご自愛ください。
のび太
この夏にまた実感しました(笑)
YAP
私の場合、ここからもうひとつ乗継して夜に現地入りし、翌日朝から仕事となります。
ナツパパ
旅行はなにごともない方が良いのですが、
それだけだと面白くなかったり...
仕事で出張の方はまた違うのでしょうけれども。
たいちさん
engrid
ドイツの方々の、手の差し伸べ方
さり気なく、普通には、やはり習慣、文化として根付いているから
見習っていかないとね、、
Inatimy
KLMでも緑茶が出ますが、機内食は日本の航空会社のほうがはるかに美味しそう♪
絹ごしのお豆腐、いいなぁ。
12時間のフライトは体力的にもキツくなってきたので、2〜3年に一度くらいの
ペースで一時帰国ですが、いつもエコノミー席、それも満席で^^;。
momo
ありがとうございます(^^)
いつか乗ることがあるかしら・・・・・。あるといいけど♪
miffy
全然疲れが違いますよね。
20時間以上かけて南回りで行っていたころに比べるとヨーロッパも
近くなってるんですけどね~
テリー
長く感じました。
日本の航空会社の機内食は、外国航空会社に比べると、おいしいですね。
そして、暇つぶしの映画も、新しい映画もたくさん入っていて、色々楽しめますね。