
今日から本格的に2016年の夏旅の詳細を。
最初に訪れたのは、うちのドイツ人の叔父のサマーハウス。叔父はドイツ東部ヴィッテンベルクという町に住んでいるのだが、郊外にあるサマーハウスで厳冬以外の一年の大半を過ごしている。それはこんな森の中に立っている。

サマーハウスというか、別荘コテージというか、そういう感じのところ。大きな森の中に舗装していない道があって、その中にぽつんぽつんとコテージが建っていて、所有者やその家族・知人が休暇を過ごしにやってくるようだ。
叔父のコテージはこちら。

敷地に入っていくと・・・

結構な敷地面積。

うちのドイツ人が、Schrebergarten(シュレーバーガルテン=賃貸小菜園)みたいなところ、と事前にめぎに説明していたのだが、めぎの知るドイツ西側のSchrebergartenは敷地面積がもっと狭くて、植物がいっぱい植えられていて、隣の小屋がもっと近い感じ。ここは、小屋というより立派なコテージだし、森の中にある所為か、あまり花が植えられていない所為か、ずいぶん広々として隣と十分距離があって、孤立感が高いなあと感じたのだった。Schrebergartenとは、ドイツの郊外に分譲賃貸している小菜園で、ドイツの都市部に住む人がそこに好きな花を植え、併設されている小屋で休日を過ごすところ。その小屋には電気も水道もあり、週末に泊まりがけでそこで花の世話をしながらBBQでもしたりして過ごす人が結構いるのだ。デュッセルドルフの郊外にもあって、めぎはかつて結構本気でSchrebergartenを借りようかと検討したことがあるのだが、結構高いし、どうも隣近所の庭の人との交流が面倒そうなので、やめたのだった。
隣との境にはこんな網が張ってあった。大きな蓋付きバケツは雨水を溜めるためのもの。

どうしてこのサマーハウスで一年の大半を過ごすのかと言えば、ここならあれこれ修理したり作ったりすることがたくさんあって、日々忙しくクリエイティブに過ごせるからなのだとか。大工仕事が好きなところはうちのドイツ人と似てて、ああやっぱり血がつながってるのね~とめぎはふと心の中で思ったり。
では、建物の中へご案内。外から見るとかなり小さく見える平屋建てのコテージ。物置などが別棟になっている。

↑左の空いているところから入ると、そこはテラスになっている。下の写真の左に写っているレースのカーテンの外がテラス。中に入ると、そこはリビング。リビングにはソファーベッドがあり、安楽椅子もテーブルも棚もあり、写ってないけど手前に大きな薄型テレビもあった。

その奥がキッチン。大きな食洗機もあるし、電子レンジやオーブンもある。大型冷蔵庫もあったし、狭い狭いと言われたけど、日本の東京圏の社宅住まいを思えば、十分な広さよね。

バスルームはシャワーだけだが、ドイツ人は普通お風呂に入らずささっとシャワーで済ませるのが主流なので、十分な設備。日本のユニットバスなどと比べると十分広い。

このように電気も水道もあるしお湯も出るしテレビも受信できるし生活に必要な設備は全て整っている訳で、なんの不自由もない。インターネットはないが、それは叔父夫婦がPCを持たず、インターネットに興味もないから。だからWi-Fiを使わせてもらうということは出来なかったが、めぎのスマホにはちゃんと電波が入っていてさくさくつながって、つまり森の中だから電波が届きにくいなんていうこともなく、特に不自由は感じなかった。
本当に狭かったのは寝室。大きなダブルベッドが入っていて、それ以外はタンスも置けないほどの狭さ。写らないようにしたが、服はベッドの横にハンガーに掛けてむき出しでフックに掛かっていた。ベッドの横には小さな机があって、そこに目覚まし時計やランプが置かれていた。

いや、でも、夫婦二人で東京だったら、このくらいが普通よね・・・しかも、彼らはこれ以外にちゃんと本宅がある訳で、ここは別荘なのだからねぇ。
さて、めぎたちはテラス席でビールを手始めに夕食を御馳走になりながら、旧東ドイツ人の話に耳を傾けた。

つづく。
撮影: D600 + 20mm(F1.8)
この記事へのコメント
Baldhead1010
今日はバーベキューや花火など、庭の片付けに大忙しです^^
Inatimy
同じくらいかも・・・いや、もっと小さかったかもしれない^^;。
別荘には庭もあるんですものね、すごい敷地。さらに本宅まであるとは。
こっちでも賃貸小菜園は結構な人気で、登録して空きを待ってる人が
かなりいるみたいです。
ここ数日、かなり涼しいですよね。
木曜は7℃〜16℃で、ウールのカーディガン着てました^^;。
ナツパパ
建物もシンプルで好ましいなあ。
しかしながら、このきれいな敷地を維持管理する手間はいかばかりか。
それができる方のみが、こういう環境を享受できるのでしょうね。
...わたしは、どうもムリっぽいです。
ふーみん
羨ましいかぎりです。 そんな親戚があったらいいですね。
krause
Bonheur
お庭もおうちの中もきちんとお手入れをなさっていて、これだけでも時間と手間がかかりますよね。
お写真の森の中で深呼吸したくなりました。
engrid
日々の暮らしを、自ら手を加えていくのは楽しみ
だから、毎日が充実していくのかな
でも、考えちゃう、、