昨日ちらっと書いたが、ジャングルのリゾートホテルに到着した初日、宿のすぐ近くのオランウータン保護センターへ見学に行った。遡ること数年前に初めてボルネオに来たときは、コタキナバルから日帰りできるところの保護センターに見学に行ったのだが、その経験が非常に印象に残っているので再びぜひ、と思ったのである。保護センターというのは、親をなくした赤ちゃんオランウータンを保護し、餌をやりつつ森に帰るリハビリをしているところ。
こんなところを歩いて餌やり会場へ。これが結構遠い。オランウータンを森の中に帰す訓練だから森の奥深くで行われているということなのだが、暑い・・・このときはオランウータン撮影に備えてフルサイズカメラを持っていたし。

やっとたどり着いた見学場所はしかし、想像と全く違っていた。以前見学したところでは、餌やり会場から少し離れた場所に観光客のお立ち台があって餌やりを直接見ることができたのだが、ここは建物の中から見る形だったのだ。

よく見えるけど、臨場感に欠けるし、息遣いが感じられない。緑色のガラスを通しているので色合いも変だし。

RAWからできるだけ自然に近づくようレタッチしたけど、やっぱり変ね。

そんなわけで、以前ほどの感動はなく。じっくり観察できていろいろな表情を見ることができたし係の人に色々質問できたのは良かったけど、写真としては全滅。

まあでも、本当に森に帰るリハビリをするにはこの方がいいんだろうな・・・

途中には外で見ることのできる餌やり台もあり、もしかしたら日や時間によって別の会場ということもあるかもしれない。運が悪かったのかな・・・ちょっとがっかりしつつ戻る途中で別の猿を撮影。数も多く、意外と近くまで寄ってくるのだが、結構獰猛なので要注意。

そう説明があったのに、近づきすぎて飛びかかられてキャーッとなっていた人がいたけれど。

これは帰り道で撮影したバナナの木。こんなのがあちこちに生えている。

さて、以上のように間近でオランウータンを見ることはできなかったが、宿のシャレーのテラスから早朝遠くの木の上にオランウータンがゆらゆらブラブラしているのを見ることができた。写真には写っていないけど、あの梢のところにブラブラしていたのだ。本物の野生のオランウータンを見ることができ、大満足。

撮影: D600 + 40mm(F2.8)micro, Nikon 1 V3 + FT1 + 70-300mm(F4.5-5.6)/ 18.5mm(F1.8)
この記事へのコメント
Baldhead1010
合法的に伐採された木材だと偽って。
その木材から加工されたコンクリートパネルで、オリンピック競技場などが建てられているようです。
mimimomo
YAP
自然に戻れる子が増えていくといいですね。
Inatimy
宿から野生のオランウータンを見れたなんていいな。心躍りますね♪
お互い距離感を保ちつつ、野生の生き物とうまく生きていける世の中だといいなぁ。
テリー