オランウータン保護センター

現在、2016年12月末のボルネオの話を連載中。

昨日ちらっと書いたが、ジャングルのリゾートホテルに到着した初日、宿のすぐ近くのオランウータン保護センターへ見学に行った。遡ること数年前に初めてボルネオに来たときは、コタキナバルから日帰りできるところの保護センターに見学に行ったのだが、その経験が非常に印象に残っているので再びぜひ、と思ったのである。保護センターというのは、親をなくした赤ちゃんオランウータンを保護し、餌をやりつつ森に帰るリハビリをしているところ。

こんなところを歩いて餌やり会場へ。これが結構遠い。オランウータンを森の中に帰す訓練だから森の奥深くで行われているということなのだが、暑い・・・このときはオランウータン撮影に備えてフルサイズカメラを持っていたし。
b5.jpg


やっとたどり着いた見学場所はしかし、想像と全く違っていた。以前見学したところでは、餌やり会場から少し離れた場所に観光客のお立ち台があって餌やりを直接見ることができたのだが、ここは建物の中から見る形だったのだ。
b6.jpg


よく見えるけど、臨場感に欠けるし、息遣いが感じられない。緑色のガラスを通しているので色合いも変だし。
b3.jpg


RAWからできるだけ自然に近づくようレタッチしたけど、やっぱり変ね。
b2.jpg


そんなわけで、以前ほどの感動はなく。じっくり観察できていろいろな表情を見ることができたし係の人に色々質問できたのは良かったけど、写真としては全滅。
b1.jpg


まあでも、本当に森に帰るリハビリをするにはこの方がいいんだろうな・・・
b7.jpg


途中には外で見ることのできる餌やり台もあり、もしかしたら日や時間によって別の会場ということもあるかもしれない。運が悪かったのかな・・・ちょっとがっかりしつつ戻る途中で別の猿を撮影。数も多く、意外と近くまで寄ってくるのだが、結構獰猛なので要注意。
b4.jpg


そう説明があったのに、近づきすぎて飛びかかられてキャーッとなっていた人がいたけれど。
b8.jpg


これは帰り道で撮影したバナナの木。こんなのがあちこちに生えている。
b9.jpg


さて、以上のように間近でオランウータンを見ることはできなかったが、宿のシャレーのテラスから早朝遠くの木の上にオランウータンがゆらゆらブラブラしているのを見ることができた。写真には写っていないけど、あの梢のところにブラブラしていたのだ。本物の野生のオランウータンを見ることができ、大満足。
b10.jpg


撮影: D600 + 40mm(F2.8)micro, Nikon 1 V3 + FT1 + 70-300mm(F4.5-5.6)/ 18.5mm(F1.8)

この記事へのコメント

  • Baldhead1010

    そういえば、ボルネオあたりでは違法伐採で熱帯雨林がどんどん減って、そこに生息する動物たちが追いやられているようですが、その違法伐採された木材の相当の量が、日本に入ってるらしいです。
    合法的に伐採された木材だと偽って。
    その木材から加工されたコンクリートパネルで、オリンピック競技場などが建てられているようです。
    2018年02月01日 04:01
  • mimimomo

    同じボルネオでもわたくしが行った所とは全然違いますね~小さい島でもいろんな顔があるってことだわ。
    2018年02月01日 06:54
  • YAP

    見学者にとってはもっと近くで見たいところですが、オランウータンの立場になったら、人とは離れている方がいいでしょうから、しょうがないんでしょうね。
    自然に戻れる子が増えていくといいですね。
    2018年02月01日 08:13
  • Inatimy

    その辺に普通にバナナの木があるところ、すごいな、南国なんだ^^。
    宿から野生のオランウータンを見れたなんていいな。心躍りますね♪
    お互い距離感を保ちつつ、野生の生き物とうまく生きていける世の中だといいなぁ。
    2018年02月01日 20:09
  • テリー

    オランウータンですか、野生のオランウータンは、特別でしょうね。日本では、北海道の旭山動物園が有名ですね。
    2018年02月01日 21:36
めぎのブログでは、メールアドレスとホームページは未記入でもOKです。ホームページアドレスを記入していただけたらこちらから時間を見て訪問いたしますが、Seesaaのデフォルトで国外からのコメントを受け付けないようになっていて、その設定のままの方にはめぎは残念ながらコメントできない状況であることをご了承願います。