夜のローカル食

現在、2016年12月のボルネオの話を連載中。

ジャングルの中に作られたリゾートホテルに泊まった2泊3日のうちの2日目の夜は、これまた思い切って外へ食べに行くことに。と言っても近くに特にレストランや食堂は見つからず、昼に行ったオランウータン保護センターの食堂は時間的に閉店。で、ホテルの外の草むらの中にあった屋台のような掘っ立て小屋のようなところを試してみることに。残念ながらその小屋の写真は撮っていない。昼に見たときは壊れて忘れられた物置小屋のようだったのだが、夜になると明かりが灯っていたのだ。行ってみると、ベニヤ板みたいなのを背にこんな台所が設置してあった。
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この女性が作ってくれるのだが、彼女は英語が全くできない。随分立派な冷蔵庫があって、それなりに儲かっているのではないかなと思う。これ、昼は崩れたような物置のような小屋にほったらかしで、意外と治安いいのかな。いや、それよりなにより、ここにもちゃんと電気が通っているというのが凄いな・・・電気の配線とタコ足のコンセントがぶら下がっていたりして、なかなか面白い。
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猫ちゃんも随分毛並みが良かったし、良いもの食べているみたいね。
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こちらの女性は英語ができて、注文を取ってくれた。まあ注文と言ってもナシゴレン(マレーシアの炒飯)だから適当に頼めたのだけど。どうやらそろそろ店じまいするところだったようで、彼女はお金を数えていた。
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それから化粧直しをして、我々が食べ始める前に迎えの車が来て帰っていってしまった。
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その場で作ってくれたナシゴレンは激安で、激ウマで、量も多く、大満足。飲み物はここにはアルコールはなく、コーラを飲んだ記憶。
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猫ちゃんも可愛かった。
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明かりも薄暗く、周りは草むらで真っ暗闇で、壁もないようなところで食べる。もちろんエアコンなどなく、扇風機があるだけで、蚊もいたのだと思うけどそれよりもブヨとかアブとかそんな感じのがいっぱい飛んでいて、かなりウザい。あまりにも暗いので、ちょっと物騒な気もする・・・が、料理は美味しく、二人共とても親切で、至って普通の当たり前の雰囲気で、今こうして写真を振り返ってとても懐かしく、またいつか訪ねてみたいなあと思う。少なくとも、小綺麗なホテルの中よりも強烈に印象に残っている。現地の人はこんなふうに働いてこんなふうに生きているんだな、と。

撮影: Nikon 1 V3 + 18.5mm(F1.8)

この記事へのコメント

  • Baldhead1010

    今の文明は電気のおかげです。

    電気がなければ・・・・。ほんとの原始生活です。
    2018年02月03日 04:46
  • YAP

    きっとこういう店が一番おいしいんでしょうね。
    2018年02月03日 07:15
  • mimimomo

    お店にお客さんを放って帰ってしまったのかと思ったら別の人がちゃんというのですね^^
    2018年02月03日 15:56
  • sheri

    観光客向けのお店より、こういう地元の人向けのお店の料理のほうが思い出に残ったりしますよね?
    また行けるといいですね。
    2018年02月03日 22:24
  • miffy

    猫ちゃんちょっと太り過ぎかも(笑)
    2018年02月03日 23:24
  • らしゅえいむ

    Nikon 1 V3 旅行には、大活躍ですね"^_^"
    2018年02月04日 00:53
  • Inatimy

    棚にいろんな調味料らしきが並んでますね。
    その中にナシゴレンの美味しさの秘密の何かがあるのかしらね^^。
    2018年02月04日 07:20
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