光が射してきたナーゴルトの旧市街に別れを告げ・・・
ホテルをチェックアウトして叔母の家にお別れに。
先日も書いたが、今回の旅では叔母の姉と弟(うちのドイツ人の母親と叔父)を叔母の家に泊まらせるため、おばの娘と孫、そして甥のうちのドイツ人とめぎは近くのホテルに泊まった。お金かかるけど程よい距離感があってよかった。
デュッセルドルフから運んできたポテトスープやらティラミスやらの鍋などをうちのドイツ人が引き取っている間に、めぎはちょっと家の中をあれこれと。壁中が美術館のように絵画で埋め尽くされているのだが、それはみんな叔母が自分で描いた絵。
戸棚に見えたこのセットは、娘(うちのドイツ人の従妹)がキリスト教のプロテスタントの堅信礼を迎えた時のお祝いの席で使うために揃えたものだと言う。
叔母は謂わば未婚の母で、それも従妹は叔母の母親(うちのドイツ人の祖母)の再再婚相手に強姦されてできた子どもで、従妹は父親なしに育てられた。従妹が名目上は血のつながりのないはずの義理の祖父である実の父親と遊んでいる写真が残っていて、おとなになってからきちんと認知もされて最後は遺産相続もしたそうだが、当時凄まじい家族内の葛藤があったことが容易に想像できる。そんな中で女一人子育てをしつつ堅信礼のお祝いを整えるというのはどれほどの苦労があったことだろうか。
娘が高校生くらいのときに叔母はナーゴルトのある名士と結婚した。相手は離婚した前の奥さんとの間に二人子どもがいる人で、叔母はその夫が亡くなった後自宅をその前妻の息子に譲り、このアパートに引越して一人暮らしを始めたのだとか。だから手狭なのだと言うが、日本的には豪邸のように広い。なにしろ、上に載せた広いリビングの他にも部屋が沢山。こんな大きなダブルベッドをおいても尚スペースに余裕のある広い寝室に・・・
こんな書斎兼客間もあり・・・
こんなサンルームもあり・・・(左手前に写っているのはテレビ!昔懐かしのブラウン管が木の箱に入っているタイプ。ちなみにビデオやDVDプレーヤーなどはない。)
キッチン(その写真はなし)とこんなダイニングエリアもあり・・・
写真はないが、バスルームにドイツでは珍しく独立したトイレまでついているのだもの。田舎だとは言え、スペース的にホント恵まれているわねえ。多分めぎ家よりお金持ちであると思うのだけど、古いテレビでわかるように家電や通信に余計なお金を使ってなく、旅もデュッセルドルフの娘を年に2回ほど訪ねる以外にほとんどせず、生活はとても慎ましい。旅やカメラにつぎ込む自分の生活をちょっと反省しちゃうなあ。
叔母はコンピューターもできないし(やる気もないし)、携帯は使っているけどスマホは使う気もなく持っていないし、紙媒体で生きている人。事典のアップデートはたくさんの雑誌の切り抜き。
普段の生活は、この山の上から右下に見えている旧市街の方まで買い物や散歩で一日2回昇り降りしているのだとか。80歳でも元気いっぱいなのはそのおかげなのね。
これで80歳の誕生日祝にナーゴルトへ行ったお話はめでたく終了。次は初夏の旅で、とお別れし、約500kmを駆け抜けて帰宅。90歳を祝うことができるかな・・・できるといいね。
撮影: Nikon1 V3 + 10mm(F2.8)
この記事へのコメント
Baldhead1010
我が家では、孫が小さいうちは家で泊まることができますが、大きくなると家族全員は寝るところがありません(◞‸◟)
YAP
めぎさんの記事で出てくるドイツの人たちの婚姻や血縁の事情っていろいろ複雑な感じの人が多いんだなあと思うのですが、これはまたいろいろ考えさせられますね。
mimimomo
お元気で長生きされると良いですね。
engrid
でも皆さん集まってお祝い、良い関係もあるわけで、いろいろね
90歳のお祝い、できるといいですね
お暮らしも、自分にあった範囲で。
広い空間スペースは羨ましいな
Inatimy
あれこれすることが大事だなと最近思っていたところです^^;。
広いスペース、いいなぁ。 あ、でも掃除が大変そうだ・・・。