午前中市場でハードに鶏の撮影をしてきた後の午後は、特に用事もなくのんびりと過ごした。例えば、浜辺をちょこっと散歩したり。

マレー系の若者たちが楽しそうに集っていた。

見ていたら、はるか昔の自分自身の若かりし頃をふと思い出した。こんなふうに集って楽しんでいた頃があったのよね。この頃って、未来がいっぱい開けていたはずなのに、未来はこうあるべきって決め込んでいた頃でもあって(めぎの場合17~22歳くらいの頃ね)、勿体なかったなあ。まあその頃があったからこそ、エネルギーを溜め込んで、その後それを取っ払うことができたのだけどね。

3人で撮影しあっている中華系の若い女性たち。めぎが若い頃はこんなふうに気軽には外国にまだ行けなかったんだよなあ・・・海外に行くってお金もかかるし、まだ一部の人達のもので精神的な敷居が高かった頃。

それが、卒業旅行とかが始まって、大学生の夏期語学研修も普通になって、一年交換留学とかも極めて普通になり、さらにインターンシップをする若い人も増えた。今は高校生が海外へ修学旅行やら短期交換留学やら簡単にしちゃうものね。でも、本当に外国を経験できた人って、どのくらいいるのかな。簡単に行く機会が提供されて、受け入れる側もすっかり整ってて、行った先でも日本語で事足りて、全てレールに乗ったままで帰国できて、折角の若い時代なのに勿体無いな・・・なあんて思うのは、まあ年寄りのおせっかいであって、誰しもいつか自分で気がつくものなのだろうけど。めぎもそうだったようにね。
ホテルに戻り際、あの中華系夫婦の足裏マッサージのところでめぎは次の日に予約を入れた。

それから、ホテルでゆっくり。うちのドイツ人はドイツから届く誕生日祝のメールに返事を書いたり(ドイツでは大人になってもずっと誕生日を祝うのが普通なので、と言うか、家族や友人や同僚の誕生日を忘れてお祝いを言わないのは大人として失礼の極みであるので、電話やメールがその日にわんさかとくる・・・このときめぎたちが遠くへ旅行中なのは家族・友人には周知なので、みんなメールを送ってきていた)、本を読んだり昼寝したりと暇な時間を楽しんでいた。その間、めぎはバルコニーから見える景色を望遠レンズで撮ったりして遊んでいた。

後半のペナン島滞在時は前半とは部屋が変わり、海とともに中庭の見える部屋になったので、ホテルに植えられた植物などを望遠で撮って楽しんだ。



そして・・・

鳥さんも♪

そうこうして、また夕方になった。

浜辺ではアラブ系のカップルが海を眺めていた。

・・・あ、いや、男性の方はスマホを眺めていた・・・この女性、ちょっと苛ついているみたい・・・

昔のドリカムを思い出す雰囲気の中華系若者たち。

そんな人々の様子を眺めつつ浜辺を歩いて、めぎたちはいつものホーカーへ向かった。
この記事へのコメント
Baldhead1010
(。・_・。)2k
戦争は無くならないんでしょうが
どこか よその国の事という平和感に包まれてますよね
mimimomo
そこで26歳ころイギリスに単身行ったのですもの。
でも、いまのわたくしは思ったような人生には程遠いものだわ(-。-
色んな人生がありますね~旅行をするとまた日常と違ったものが見えて素晴らしいことです。
Inatimy
心から笑える時間はとっても大事^^。
YAP
若い頃の根拠のない万能感って、何なんですかね?
私も一応は目指していた道を進めてきたのだと思いますが、今が若い頃に思い描いていた未来の姿と重なっているかというと、やはりちょっと違います。
らしゅえいむ
甘いお花の匂いを、
十分堪能できる写真ですね。