ピクニック公園という名の…

今日は2022年春のハンガリーとオーストリアの国境付近のお話を。

ノイジードラー湖とプスタ大平原の辺りをウロウロしためぎたちは、この日の最後の目的地に向かった。
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まっすぐ行くと行き止まり。
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いや、正確には行き止まりではなくさらにまっすぐ道が続くのだが、ここはハンガリーからオーストリアへの国境なのだ。
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いや、もっと正確に言えば、今は国境の検査は無いのだが、ここから有料道路になるので行き止まりに見えるというわけである。そして、ここは歴史的に重要な名所なので、この先は駐車場までなら無料で入れる。駐車場から数枚撮った。これは有料道路を通り抜けていく車で…
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これは駐車場にあった遊具。
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ちょっとズームアップ。あそこが国境。
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その場所には広大な敷地と…
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Páneurópai Piknikというこの場所の名前の建物が立っている。訳すと「汎ヨーロッパ・ピクニック」。
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中にはその歴史的事件の展示。
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その歴史的事件とは、1989年8月19日にハンガリーのショプロン(めぎたちがこの旅行で宿泊した町)で開かれた政治集会のこと。1000人ほどの東ドイツ市民が参加しして、ここ(当時東側のハンガリー)から国境を越えてオーストリアへ、そして西ドイツへと亡命した。それが後にベルリンの壁崩壊へと繋がったのだ。詳しくはWikipediaをどうぞ。かつての見張り台が残されていた。
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つづく。

この記事へのコメント

  • Baldhead1010

    道の両側にある並木がいいですね。
    2022年12月10日 03:58
  • mm

    島国では実感がないですが、ヨーロッパはいかにも歴史が目に見える形で動いている感じがします。
    2022年12月10日 06:54
  • YAP

    楽しそうな公園の名前とは裏腹に大きな事件の舞台の一つだったんですね。
    ベルリンの壁崩壊のニュースは記憶に残ってますが、その前にドラマがあったんですね。
    2022年12月10日 06:54
  • (。・_・。)2k

    地続き国境っていうのは日本人の感覚では
    やっぱり不思議な感覚ですね
    慣れると 県境みたいになるんですか?
    2022年12月10日 18:27
  • テリー

    壁開放は、ゴルバチョフがトップだったから、行われたのでしょうね。プーチンだったら、ありえないのでしょうね。
    2022年12月10日 19:55
  • sheri

    どこかの旅番組で見たかもしれません。参加者が鉄条網を切った様子が流れてました。それがきっかけで・・とナレーションも流れてました。展示パネルにも鉄条網が描かれていますよね?
    ここだったんですね~

    でも旅番組で流れるって…
    2022年12月10日 20:36
  • おと

    ここで、歴史が大きく動いたのですね。
    ベルリンの壁崩壊、記憶に残っています。
    でも、その時には、とても遠い出来事のように感じていました。
    2022年12月11日 03:26
  • Inatimy

    地図では普通の道に見えるのに、この先、有料道路になるとは・・・。
    2022年12月11日 07:39
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