ヴィサンブールの修道院教会~その2~

今日は2022年秋のフランスのヴィサンブールのお話を。前回書いた聖ペーター&聖パウル修道院教会の続き。
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教会をもっとうまく撮れるようになりたいな…ともう15年ぐらいずっと思いながら、ずっと同じ感じで停滞しているめぎ。
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後ろのパイプオルガンは、18世紀中ごろにJohann Friedrich Alffermannという人が製作を開始したが亡くなってしまい、その後Louis Duboisという人が1765年に完成させたというもの。2010~12年に修復されたとのこと。
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こちらのオルガンは1953年のRoethinger製。
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このシャンデリアと小さめのオルガンのある空間が綺麗だな、でもこのステンドグラスのバラ窓からはちょうど光が入ってきていなくて残念だな、と思って何となく何枚か撮っていたのだが…
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実はこのバラ窓こそが、ここの教会のステンドグラスの目玉、12世紀の終わり頃に作られた古いものとのこと。
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↑上の小さいのをトリミング。ここまで見えて、高性能のフルサイズセンサーに感謝。
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これはこちらからの引用。
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こちらのバラ窓は、入ってきた光が石壁に映って綺麗だなあと思ってこんな風に撮ってあったんだけどね。でも、正面からじゃないけどね。ま、普通に見学して撮ると下から見上げるわけで、特別なレンズを使うか、どこかに登らせてもらって上から撮らせてもらうかしないと、結局のところはWikipediaから引用したようなのは撮れないのよね。遠くから望遠で撮るという手もあるけど、そんないい望遠は持ってないし、離れられるのも限度があったりするしね。
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それから、このフレスコ画の方はたまたまちゃんと、でももちろん下から見上げて撮ってあった。聖クリストファーというらしい。14世紀に描かれたもので、11.5メートルという大きさがフランス最大なのだとか。
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こういう支柱を支えている彫刻も興味深い。13~14世紀の物だという。これを掘った人は、その時何を思っていたんだろう。自分の仕事が教会建築を支えている、というような自負などがあったのだろうか。それとも、そういう自己実現のような考えは、もっと新しいのだろうか。
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ここでの時間、いい時間だった。
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この記事へのコメント

  • Baldhead1010

    手の込んだ緻密な彫刻、3Dプリンターでも難しそう。
    2023年02月28日 03:38
  • YAP

    この微妙な明るさがより神聖な雰囲気を強くしているように感じます。
    装飾を彫刻する人は、それなりにプライドというか、仕事への誇りがあったのではないでしょうか。
    美しい教会の装飾に携われるならなおのこと。
    2023年02月28日 08:11
  • mm

    こんにちは^^
    西洋の教会のステンドグラスは見事ですね。バラ窓は本当に綺麗。
    2023年02月28日 12:24
  • (。・_・。)2k

    12世紀って単純に900年前ですもんねぇ
    こんな凄いの その頃から作れてたなんて凄いですね
    2023年02月28日 13:34
  • Inatimy

    教会の彫刻も面白いですよね。
    土台を支えるようにしてる姿、重そうな表情がいいな^^。
    2023年02月28日 20:26
  • テリー

    ステンドグラス、彫刻など、教会には、色々撮影できるものがあって、楽しそうですね。
    2023年02月28日 23:20
  • おと

    12世紀、すごいですね。
    ステンドグラス、ちゃんと撮れたことがありません。。
    雰囲気の伝わる素敵なお写真ですね~♪
    2023年03月01日 19:46
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