部屋の物を元に戻す作業 その4

今日は5月10日~11日のお話を。

床の張替えに伴うめぎ家改装もほぼ終わりに近づいた。再びうちのドイツ人の友人に一日200ユーロで来てもらい、この日はまずCDの棚を元の位置に設置する作業から。CDを棚から出してとりあえずここに置く。
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そして3つの細長い棚を廊下に設置。
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というとすごく簡単に聞こえるが、床の張替えに伴い床が少し高くなったので、以前と高さがずれている。それで棚を壁に固定するための穴の位置も合わなくなったし、細かい調整がたくさん。この写真の部分はめぎにも友人にもどうしようもなく、いつか(早くても来年以降)うちのドイツ人がそこまで回復したら自分で改めて微調整をすることとし、とりあえず設置。
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それからこちら。
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リビングの壁にドリルで穴をあける。壁は石でできているので、ドリルでも一苦労。そこにギプスを埋め込み、ネジを固定するためのDübel(日本語だとなんというのか分からないのだが、英語でWall plug)を入れ、数時間放置。
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後程モニターを取り付けるための器具を途中まで設置したが、この日はまだギプスが完璧に乾いてはいないので、モニター自体の取り付けは次の日に持ち越した。
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そして、話は前後するが、穴をあけるより前にしたことは、もともとこういう状態だったのを…
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こういう状態に。つまり、壁に掛けてあった緞帳を右に移動。
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そして、モニターの設置に伴い、本棚とPCも左右反対に。
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疲れたわ~

しかし作業は続く。なんと言っても大変だったのはベッドの位置を30cmほど移動することだったのだが、めぎと友人とで知恵を振り絞ってあまり力を使わずにやり遂げ、ハイタッチ。その後友人は、うちのドイツ人の寝室の電気の中継器具の取り付けをしたり…
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あの22ユーロで落札したアンティークのドアの修理をしたり。
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いっぱい働いていただいたお礼に、200ユーロとは別にいつもめぎがお昼に日本食を作っていたのだが(これまで3回、ベジタリアンでグルテンアレルギーの彼女のためにご飯と豆腐と野菜の食事をあれこれ作った)、この日のお昼は簡単にパン(友人は食べられるパンを自分で持参、めぎ家は朝のうちに買いに行ったバゲット)とチーズで済ませ、夜に一緒に白アスパラパーティーを。奥にハムが並んでいるが、それは友人は食べていない。この他に前菜として蕪の浅漬けとカプレーゼを作ったが、撮り忘れ。友人はこの後車で帰るのでお茶を飲んでいる。これ、夜7時ごろの撮影だが、まだこんなに明るい。
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そして次の日、ギプスが完全に乾いたので、めぎとうちのドイツ人とでモニターの取り付け。めぎがモニターを持ち、うちのドイツ人がなんとかネジを取り付けた。
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完成!
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リビングでうちのドイツ人が仕事をすることになって、めぎがうちにいる場合はキーボードを打つ音がお互いに聞こえるすぐ隣同士で仕事をするということになったのだが、まあお互い仕事に集中しているし、何かあればめぎをすぐ呼べるし、仕事と寝室を分けることができて気分転換に良いし、うちの中で最も綺麗で最も涼しいリビングで日中を過ごすのはうちのドイツ人にとってとても幸せのようだ。今はアオガラの雛の声もずっと聞こえるしね。

唯一残念なのは、折角の緞帳の前にテレビが設置されていることなのだが、今のところテレビを置ける場所がここ以外にないし、まあ仕方がない。この件はそのうちにまた考えることとした。
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CDはうちのドイツ人が少しずつ自分で棚へ片付けていっている。これもリハビリだと言いながら、ゆっくりゆっくりと。
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リビングの床の張替えを始めた2020年5月から、なんと4年がかりで完成。
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ずっとつなげると綺麗だよねということで↑上のようにリビングから廊下、廊下からうちのドイツ人お寝室までずっと切れ目なく敷居なく板を敷いたのだが、期せずして完全なるバリアフリーになった。まあそうは言っても階段無しの4階なので、歩けなくなったらここには住めないのだが。こうして見ると本物の木の床があまりにも美しくて、めぎの部屋もやっぱりこの床にしておけばよかったなあなんて思ったりするが、めぎの部屋だってIKEAのお手軽フローリングで十分綺麗になったし、もうこの作業はしたくない。
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部屋が片付き、リビングが元通り綺麗になって感無量。
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このアパートが解体なんてことにならない限り、どちらかが歩ける限りはこの状態で晩年を過ごすことになるのだろうと思う。元気なうちに、そして金銭的に潤っているうちにやり遂げられてよかったな。
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この記事へのコメント

  • Baldhead1010

    学生の頃岩登りするのに、岩に穴を空けてボルトを埋め込んでいました。
    大変な作業でした。
    2024年05月13日 06:23
  • mm

    おめでとうございます^^
    家が綺麗になるってほんと、良いですよね。
    2024年05月13日 06:32
  • YAP

    紆余曲折あり、4年がかりの作業となりましたか。
    途中、いろいろ大変なこともあったりして、その分感慨深いものもあるのではないでしょうか。
    2024年05月13日 07:41
  • stellaria

    美しいです。手をかけて、ご自分たちが住みやすく納得できるお家にされていて素敵です。
    2024年05月13日 07:56
  • 向日葵

    もう、もう!!
    本当にお疲れ様でした!!
    ドイツ人さんがまだまだ本調子でない今のうちにここまで
    仕上げてしまうとは!!
    大変だった分、とても綺麗なおうちになって、本当に素敵!!
    です!!
    でもEV無しの4階は確かにきついですねぇぇ。。
    まだまだお若いのでしょうから新しい素敵なおうちを存分に
    堪能して下さい。
    2024年05月13日 10:07
  • テリー

    4年がかりの改装作業、お疲れさまでした。
    気持ちよく、過ごせますね。
    2024年05月13日 12:53
  • (。・_・。)2k

    ビフォーアフターどっちもカッコイイし
    どの写真もカッコイイですね
    穴のアンカーって日本で言うやつかも
    昨日 車弄るのに使いました 穴あけて それを差し込んでネジを
    打つと 抜けなくなるプラスチックのやつですけど
    2024年05月13日 13:31
  • JUNKO

    4年ががりで完成ですか。頑張りましたね。おめでとうございます。自分たちの住みやすいようにできたのが一番ですね。ドイツ人さんお怪我のアクシデントにもめげず頑張ったのは素晴らしい!勿論めぎさんの頑張りも!
    2024年05月13日 16:40
  • おと

    美しく仕上がりましたね~♪
    おめでとうございます^^素晴らしいですね♪
    毎日長い時間を過ごす家ですから、喜びもひとしおですね。
    2024年05月13日 20:46
  • angie17

    4年掛かりで完成、おめでとうございます!
    ヨーロッパのお家はこうやって手を入れるから、
    長く長く住めるのですよね。
    日本とは家に対する感覚が違います。
    本当にお疲れ様でした!!
    2024年05月14日 16:21
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