めぎ家は元旦にチュニジア旅行からドイツに帰国し、1月2日はドイツではもう平日なので、一人でちょっと用足しに出かけた。そのついでに聖マクシミリアン教会に立ち寄った。
ここ、クリスマス前にクリスマスマーケットの帰りに立ち寄ったところ。その時にはまだアドヴェントリースが吊り下げてあったわね。その話はこちら。
1月2日のこの日は、祭壇の前に門松かとちょっと見間違うような似たような雰囲気にアマリリスが活けてあって…
奥にツリーが飾ってあった。
そして、前回には無かったクリッペ(キリスト生誕の模型)が飾られてあった。まだ6日になっていないので、三賢者はいない。
この直前、チュニジアでモスクを見学したいとうちのドイツ人が言っていたのだが、たまたま近くに行ったところはどこもムスリム限定となっていて入れなかった。入れたとしても、女のめぎは男性と同じ場所には入れないし、ちゃんと布で頭を覆わないとと入れないのだが、そもそも信徒以外は入れなかったのだ。そういう経験をした後でここに来たので、キリスト教ってオープンなんだな、とちょっと思った。まあ閉まっている教会や礼拝堂ももちろんあるけどね。でも、見学したかったモスクって、小さい無名のところではなかったし。
この日もシーンと静かだったが…
実は一人、人がいた。
教会の前に、郵便の手押し車があった。ちょうど郵便が届けられたところなのかな、と思ったら、その郵便屋さんが静かに座っていたのだ。何か祈りたかったのかな。それとも、ちょっと休憩してたのかな。
ドイツには年賀状を送る習慣はないので、元旦は郵便は休みで2日もたいした量はない。だから、配達で疲れたってことはないと思う。たぶん、何か静かに考えたかったのね。めぎも教会でよくやるように。
いつも斜めから撮るこの像を、まっすぐ見上げて撮ってみた。
ここに来ると、めぎもいつも心が穏やかになるのを感じる。きっとあの人もそうだといいな。
めぎは、写真を撮らせていただきありがとうという気持ちを込めて、2ユーロ寄付してここを後にした。
この記事へのコメント
mm
日本のお正月は神社が大盛況だわ^^
krause
JUNKO
Inatimy
いつもやるべきことに追われるように過ごしてしまうから、
立ち止まって考えることって大事ですよね。気分もリセットできるし。
てんてん
YAP
日本人から見ると信仰的につながりがなくても、このような場で何かを祈れば、なんとなく自分の気持ちも落ち着くような、そんな気がしてきます。
チュニジアのモスクは、敷居が高かったんですね。
マリエ
おと
冬の教会って、空気がとても冷たくて、それがまた好きです。