オペラとバレエを見に2泊3日で一人旅したパリで、2日目の朝から昼にかけては既に書いたように朝食試食ツアーに参加し、お昼過ぎにはうちのドイツ人にぜひ行ってと言われていたところへ。それは、この通りの一番向こうの角にある。
中に入ると階段を上がり…
展示が始まる。
ここはFragonardという香水のブランドのショップに隣接された香水博物館。入場無料の小さなところなのだが、その昔うちのドイツ人が入ったことがあって、とてもよかったからと勧めたのだ。
香水と言えば思い出すのが、めぎの二度目の大学で出会ったある教授。その教授はいつも素敵な香りをつけていて、ああこれがヨーロッパの香りなんだな、と憧れた。女子学生の間で、あの先生素敵な匂いするよね~と話題になったものだった。それがどこのなんの香水なのかは尋ねてないので知らないままだけど、めぎにとって香水が似合う男はその教授のみ。
しかしめぎ自身は香水に全然興味のない人間で、知っていたのはシャネルの5番ぐらい。若いときにプレゼントにいくつかもらった香りはどれも甘すぎて気に入らず、上記の教授を真似て自分でシャネルの19番を買ったことがあるけど、結局それもほとんど使わずに20年ほど鏡台の中に眠ってて、その後、うちのドイツ人が気に入ったのであげてしまった。その時、うちのドイツ人の方がFragonardのVétiverという香りのオードトワレを持っていて、めぎはその香りがとても気に入って、反対にうちのドイツ人からそれをもらった。でも、やっぱりほとんど使わずに飾ってあるだけ…
そんなこともあって、あああのFragonardね、ということで、それじゃ行ってみましょうかね、と。
小さなスペースなので、昔の香水瓶などが展示されていたほかには…

作り方はビデオで紹介されていた。昔の映像と今の映像をうまく組み合わせたビデオだった。昔は大変だったんだなぁ…と面白くて見入ってしまい、全部見た。

博物館の外にはオペラ座が見える。
外が見えるとこういうどうでもいい写真を撮っちゃうわけだが、また20年ぐらい経ったら、この頃はこんな車が走っていたんだな~とか、この頃の服装や髪形ってこんなんだったんだな~と思うんだろうな。今、20年前のパリの写真を見てそう思っているように。
こじんまりとした博物館、楽しかった。お終いには階段を下り、ショップに出る。そのまま出ても何の問題もないけどなんだかちょっと欲しくなって(博物館効果だわ~)、ちっちゃな本物の香水を一瓶買った。今年60歳になるうちのドイツ人の従妹にプレゼントする予定。
もしパリでちょっと時間が余ったら、ここ、おススメ。
この記事へのコメント
Inatimy
乗ってる女性の絵を描いた人。ブランド名はその画家から取ったのかな。
この香水博物館、昔どこに入り口があるのかなと思ってた。実はこの近くの
小さな広場で撮ってて、Musée du Parfumとあるのをたまたま見かけたのだけれど、
裏側だったんだ・・・^^;。
Baldhead1010
今週末には最低気温が10度ぐらいまで下がりそうだとか。
汗かいたり震えたり、身体がついて行きません(;_;)
mm
向日葵
随分とご無沙汰してしまいました・・!!
stellaria
miffy
パルファムは香りがずっと残るのであまりつけませんがトワレやコロンは中学の頃からつけてます。
初めてドイツに行った時にケルンの水、買って帰りました。
Rinko
香りって、音楽と同じで「あの頃の事」を思い出すモノのひとつですよね。
YAP
ブランドショップ併設ってことですので、集客を目的としてるからでしょうね。
ビーバーっぽい剥製は何でしょうか?
きっと香水と関連しているのでしょうが、どういうつながりかが想像できず、何か面白い話がありそう。
JUNKO
ファルコ84
それだけにいい匂いがするんでしょうね!
特に、バラは・・・
たいち
てんてん
夢の狩人
私事で恐縮ですが学生の頃にお洒落に思われたく香水つけてたら
ある時、つけ過ぎて香りがキツクなってしまい
ちょっと顰蹙をかってしまったという苦い思い出があります・・・。
テリー
ぽこねん
おと