天気予報で分かっていたことなのでコートもスカーフも持参してきたけど、ホント寒い。オペラに行く人もこんな格好。もう秋ですか…
ああ、でも、また来られたわ~嬉しい!
長くなるし写真もたいして撮ってないので詳細は省略するけど、8月3日(日)、飛行機がなぜか当日キャンセルとなり(天候不順なのか飛行機の用意ができなかったのかパイロットが病気なのか詳細不明)、どうしても日曜日のうちにザルツブルク入りしたかっためぎはえいやっと電車に切り替えてザルツブルクへ。15時にうちを出て15時20分のICEに乗り、5時間後ミュンヘンで乗り換えて普通は電車一本で1時間半ぐらいのところ工事中なので電車とバスを乗り継いで宿に到着したのは夜中0時半ごろだった。長旅だったなぁ…でも、無事に慣れた部屋に到着して、もう一つのうちに来たかのようでほっと一息。ぐっすり眠れてよかったわ。次の日の4日は食料品の買い物などし、雨なので宿でのんびりしていた。
で、8月4日月曜日の夜はここにいたわけだ。
この日の演目はモーツァルトが14歳の時に作曲したというオペラ・セリアの「ミトリダーテ」。詳細は割愛(ググればあらすじなどすぐに出てくるので)。ザルツブルク音楽祭では必ずモーツァルトのオペラが演目の中にあるのだが、今年は2つ。でも、どちたも演技付き演奏会形式で(つまり演出なし舞台設営なし)、どちらも一般にあまり知られていない作品で、しかも上演回数も少ない。「ミトリダーテ」はなんとこの日限りだ。配役などはこちら(リンクはドイツ語だが右上で切り替えれば英語バージョンもある。写真もあるので雰囲気がわかる)。
14歳の時の作品だし、演奏会形式だし、とそんなに期待はしていなかったのだが、開けたらびっくりの玉手箱と言うか、凄かった。
びっくり① まずはその音楽が素晴らしくてびっくり。後の作品の要素は全てもう入っていて、つまりモーツァルトの作品だとわかるオリジナリティーがバッチリあるし、それでいて大人の作品と言っても過言ではないほどの完成度。これ、もっと上演されてもいいんじゃない?と思うほど。
びっくり② おじいちゃんだから上品でふんわりエレガントな演奏かななどとと思っていた指揮者(75歳)が元気いっぱいでほとんど飛び跳ねるように指揮してて、その指示に忠実に真剣に従ったモーツァルテウム交響楽団の演奏もメリハリ良く躍動的で、バイオリンの人たちなど時々笑いながら楽しそうに演奏しててびっくり。
びっくり③ ミトリダーテの息子役でめぎの好きなソプラノ歌手エルザ・ドライスィッヒが出るということで行くことを決めたのだが、彼女ももちろん素晴らしかったけど、それ以外も素晴らしすぎてエルザさんが霞むほどで、しかもそれが一人二人ではなくどの歌手もすごくて、カウンターテナーの人も素晴らしい声だったし、サモア島出身だというテノールもよかったし、途中で涙が出ちゃうぐらい感動してブラボー!と叫びたくなる気持ちがよくわかったし、めぎの座った席の場所にもよるのかもしれないけどみんなの声量が凄くてびっくり。
びっくり④ 演奏会形式だけどちょっと演技もしててそれがとても情感籠ってたし、イタリア語の歌詞なのでドイツ語と英語の字幕もあるのだけどそのドイツ語の字幕に関してはかなり現代語訳しててなかなかに上手で、今風に単語の一部を大きくして点滅させたりふわふわと動かしたりなどYoiTubeみたいで読みやすいし分かりやすいし、でも安っぽくなくて、アイディアとその実現の仕方にびっくり。
びっくり⑤ 途中でホルンの独奏の絡むアリアがあるのだが、そのものすごく難しいホルンのメロディをモーツァルトの当時に演奏できる人がいたんだなあ(当時のホルンで!)ということにびっくりした上、今回の演奏者もそれはそれは素晴らしい演奏でびっくり。
というわけで、ああこの演目を選んでチケット買ってよかったな~
おとさんと座ったのはあの階段の下だったかな…それとも今めぎが立っているところの下だったかな…
どんなのか見てみたい方は、演出は全然違うけどこちらの1時間24分40秒ぐらいからをどうぞ(そこからスタートするようにしてある)。このズボン役をしている人がめぎの好きなエルザ・ドライスィッヒで、ホルンの演奏とともにアリアを歌う。
赤い服の人もたまたま今回めぎが見たのと同じ歌手で素晴らしいので、もう一場面張り付けておく。こちらは2時間42分41秒から。
歌が一曲一曲終わるたびに拍手喝さいの出るオペラだったのだが、終わってからのカーテンコールもすごかった。この内容がこの日限りだなんて、ああ勿体ない…テレビ放送もラジオ放送もないし、本当にこのとき限り。
こうしてめぎのザルツブルク音楽祭休暇が始まった。次の日の5日を除いて毎晩見に行くのだけど、幸先のいいスタートとなった。
この記事へのコメント
Baldhead1010
今日もその時と似たような晴天です。
Rinko
それでも素晴らしい音楽祭休暇の始まり(演奏会)で、読んでいて私までワクワクしました^^
青山実花
「寒い」という言葉が羨ましいくらいです^^;
飛行機がキャンセルになって、
パッと電車をバスに変えて、
乗り継いで目的地に行けるというのが、
私には、凄い!としか言い様がなくて。
本当に尊敬します。
爛漫亭
最高の贅沢です!!
JUNKO
gillman
テリー
飛行機がキャンセルになると、次の便は、満席で、席が取れないかもしれない。
8月5日で、コートを着ているんですね。日本は、同じ頃41℃を超えたと大騒ぎしていますが、ーー。
私の住む千葉でも、35℃となっていて、とまっている車の中は、48℃です。
momo
てんてん
八犬伝
これは冬に近い感じですね。
でも飛行機が飛ばなければ鉄道で行けるところが
やはりドイツとオーストリアは近いのだなと思います。
jetstream
お好みの演目で良かったですね。元気いっぱいのシニアの指揮者、見ても楽しそうです。いいスタートでしたね。
YAP
何度も本物の音楽に触れているめぎさんのびっくりポイントが5点もあったとは、それもまたびっくりです。
めぎさんのびっくりコメントの中で気になったのは、モーツァルトが14歳の若さ(というより、50代のおっさんからしたら幼さと言ってもいいくらいの若さ)で既にモーツァルトたる作品の要素を含んでいたということと、(当時のホルンで!)って部分で "楽器も時代とともに進化してるのか" と思ったことです。
音楽に明るくない人間の想像としては、楽器って本格的な演奏で使われるときにはもう成熟していて、現代では電子ピアノとか電子なんとかみたいなものはあれど、けっきょくはオリジナルの楽器を電気的に再現するような進化しかないものと思っていました。
Inatimy
ホルンにも種類がいろいろあるとは、面白く^^。
その時限りの演奏を直に聴くことができたのはすごく良い体験だったでしょうね。
最近、生で音楽を聴いたことないな・・・。
おと
電車に変更、大変でしたね~。ドイツ人さんのお荷物も持っておられるんだし、乗り継ぎお疲れさまでした。
このフロアの椅子に座って軽食を食べて乾杯したの、懐かしいです^^♪元気いっぱいの指揮者で、演奏者もそんなに楽しそうで躍動感あふれるのって、いいですね~。まさに、音楽♪ 満喫ですね!
夢の狩人
いつも、ご訪問ありがとう御座います。