なぜ南仏のエクサンプロヴァンスまで行ったかと言えば、音楽祭のドン・ジョヴァンニを見るため。公演は20時からだったので、19時過ぎに宿を出た。
↑この写真を撮ったのはここ。宿はこの通りの一本下のちょっと右。
ずいぶん南に来たけれどここはヨーロッパ、緯度が高いので夜7時を過ぎてもまだ昼のような明るさ。でも、影が長くなったかな。明暗差がすごい。
↑ここ、実はこの塀の向こう。
エクサンプロヴァンスの建物は、高さはそんなに高くないけど入り口のドアがとても大きい印象。窓には立派な鉄格子。
もう使われていないらしい建物も目に付いた。ここは一部使われているかもしれないけど、壁が傷んでいるわねぇ。でも、そこにできている電燈や荷物を上げる装置の影が素敵。それで写したんだけど、これじゃ全然伝わらないわねぇ。
さて、20分ぐらい歩いてやっと会場の一角までやってきた。左向こうにわたると会場。
場所はこちら。宿はこの地図の右の方にある。
右のこの塀の向こうが会場。入口まで上がる…緩い坂だけど、暑いので結構大変。この坂の一番下にも入り口があるのに、そこは終了時しか開いていなかった。
それはなぜなのか。ひとえにテロ防止のため。
入口のところで荷物チェックがあり、めぎはCoompix Aのカメラを没収された。こんなコンパクトカメラが!?とびっくりしたが、写真撮影が禁止なのではなく、ひとえにテロ防止のため。見ていたら、タブレットとかPCとかも没収されていた。でも、スマホはOK。ちょっと不思議。エクサンプロヴァンスでは、テロ対策が厳しいなと感じた。後に行ったザルツブルクより徹底している。
そんなわけで、ここから先はスマホでの撮影。残念…この日のめぎたちの席は珍しく土間席。というのも、この音楽祭に行こうと考えたときにはもう大方売切れてて、好みの2階以上の上の席はもうなかったのだ。
なぜはるばる南仏まで音楽祭を見に行ったのかと言えば、第一に演目がドン・ジョヴァンニだったから。めぎはかなりのドン・ジョヴァンニオタクである。次に、ジョヴァンニを歌うのがアンドレ・シューエンだったから。めぎは彼のファンである。そしてラトルの指揮だったから。もう10年以上前だと思うけど、ラトル指揮ベルリンフィルのショスタコーヴィチの演奏を見て、それが素晴らしかったのでまたいつか彼の演奏が見たいなと思っていたのだ。このどれか一つ欠けても行かなかったと思うけど、この3つが揃ったのではるばるやってきたのである。エクサンプロヴァンス音楽祭のではないしラトル指揮でもないけど、アンドレ・シューエンのドン・ジョヴァンニのトレイラーを見つけたので貼っておく。
結果としては、まあまあだった。
アンドレ・シューエンの歌は素晴らしかった。でも、残念な点があまりにも多すぎた。まず、この音楽祭会場の音響がいまいちで、音があまり聞こえてこない。特に歌手の声はオーケストラの音に消されてあまり聞こえなかった。アンドレ・シューエンの声は聞こえたので、これは歌手の力量によるのかもしれないが。オケの音自体もあまり大きくなく、盛り上がりに欠ける。次に、演出が気に入らなかった。現代ものにすることについてはめぎはやぶさかではないが、意味が通らなければただの思い付きの羅列に過ぎない。この演出では、なぜドン・ジョヴァンニがこんなに女性たちに好かれるのか、全然納得がいかない。それから、アンドレ・シューエン以外の歌手の出来がかなりイマイチ。もちろんちゃんと歌えているけど、ただそれだけ。そして最後に、オーケストラの演奏もなんだかピンと来ない。それはめぎがクルレンツィスのドン・ジョヴァンニを聞き込みすぎて、普通の演奏ではつまらなく感じちゃうのかもしれないけど。ラトルの演奏であまりピンとこないというのはとても残念だった。
というわけで、せっかく来たのにね~このためにここまで来る意味はあまりなかったねぇ…という感じだったけど、それがライブの怖さともいえるかな。反対に、思いもしないところできゃ~なにこれすごーい!と言うこともあるわけで、だから期待して行っちゃうのよね。
この記事へのコメント
Baldhead1010
JUNKO
八犬伝
エクサンプロヴァンスの家、窓に鉄格子が。
随分警戒しているのですね。
てんてん
夢の狩人
やっぱ帰りに返してもらえるわけないか。
Inatimy
上階の席には舞台が見えない、見えづらいというのが案外多かったようなので。
おと
YAP
程度の差とかはあるでしょうけど。
カメラダメってのは、内部の構造とか動線とか警備体制とか、犯罪で利用されかねないかもっていうのは想像できますが、今はだれでもスマホ持ってるしねえ。
そのスマホまで取り上げるわけにもいかないしって感じでしょうか。