この日の夜はオペラ。なので、外食はせず宿のアパルトメントで料理。いつもはうちのドイツ人が料理するけど、ここはめぎが借りているアパルトメントでうちのドイツ人はあとから来たし、彼の方はたった4泊5日の休暇、それも来るのは夜で帰るのは朝という実質3日間のお休みなので、今回はめぎがおもてなしするという意味で自分で料理。
↑これ、仔牛レバーのソテー。お肉屋さんで木曜日だけだったかに仕入れるという仔牛のレバーを購入して自分で料理した話はすでに書いたが、それがとても美味しかったので、うちのドイツ人が来たら食べさせてあげようと思って次の日にお肉屋さんに行って売れ残りを購入し、冷凍しておいたのだ。中はレバ刺しみたいにレアで焼いたが、十分新鮮で美味。まあうちのドイツ人が作ってくれるような本格的な料理とはいかないが、素人めぎが旅先のキッチンで料理した割には美味しいということで。レバーの皿には玉ねぎとニンニクとリンゴのソテーと、ジロール茸のソテー。トマトと一緒に盛り付けてある緑のは、ズッキーニとキュウリの酢の物(すでに作ってめぎ一人で大方食べちゃったのの残り)。箸は持参(以前仙台で妹の旦那の実家からいただいたもの)。
それからオペラへ。
この日のオペラは振り付け付きの演奏会形式で上演されるということで、この日が初日だったとは言え、見に来ている人たちは地味目。
以前コメントで質問いただいた中に入るときのセキュリティについてだが、チケットは名前登録制で、入るときに身分証明書のチェックがある。大きなカバンは預けなければならず、スーツケースやリュックなどの持ち込みは禁止で預けることも不可能。要人が来るときや初演の時は多少厳しくて、小さなバッグでも中身のチェックがある。とは言え、小さなペットボトルの水やお茶の持ち込みができ、小さなカメラの持ち込みもおとがめなし。まあオペラやウィーンフィルのコンサートなど主だった公演にはザルツブルクやウィーンの要人がいつも来ているので、たいていバッグのチェックがあるのだが、要人の誰が来るのか、そもそも要人が来るのか来ないのかは全く知らされていないため、誰が来ているのか顔でも知らなければ全然わからないことが多い。それから毎年音楽祭を訪ねているメルケルさんについてだが、外で車を降りずに中に車ごと入ってしまうため、メルケルさんがいるかいないかはたまたま中で見かけるか、次の日の新聞で知るような感じだ。それはセキュリティのためもあるだろうが、彼女自身が前で降りて「私来ましたわよ」とみんなに知らしめるのを好まないからだと言われている(要人の多くは、自分がここにきていることをわざわざ公衆の前で知らしめるために建物の前で降りて写真撮影させて赤い毛氈の上を歩く)。山の上のサロンコンサートのようなマイナーな公演などでは、今日はチェックが緩めだから要人は誰も来ないのだろうな、と思うことも。でもたぶん、登録した名前からすでに問題の有無の目星がだいたい付けられているのだろうと思う。
で、要人のボディガードについてだが、どの程度配置されているのか全く分からない。客に交じってあらかじめ席に配置して周りに座っているのかもしれないし、会場の壁際やホールへの入り口に立って見張っているのかもしれないが、そういう感じの人を見たことがないので全然わからない。たぶん、この人がボディガードなんだろうと気づかれるようなのはプロとして失格だろうから、全然わからないようにやっているのだろうと思う。会場前の道路が警察によって車が入れないように閉鎖されてて、道路には警官がうろうろしながら見回しているから、テロリストっぽい人はそこでガードしているのではないかな。会場前の通りでリュックを背負っている人に職務質問をしているのを目撃したこともあったし。
それから、メルケルさんが首相時代にロシア寄りかつ移民を積極的に受け入れる政治をしたことが今問題になってて、そういう状況でこういうところに来るのはどうなのか、という質問についてだが、まず、ロシア寄りの政策も移民受け入れの政策も、批判する人もいればよかったという人もいるわけで、全ドイツに批判されているわけではない。また、政治家と言うのはみんなそうだが、彼女にも首相であった当時から批判はいっぱいあって、その当時でも休暇を取ってたし音楽祭にも来てたし、そういう個人の時間の過ごし方についてとやかく言う風潮はドイツにもオーストリアにもない。いつも行っていたバイロイト音楽祭の方へ去年行かなかったことについては話題になったが(バイロイトの質が落ちたからメルケルさんさえも行かなくなったのか、と…オフィシャルの発表によるとただスケジュールの都合がつかなかったということに過ぎないようだが)、今年はそちらへも行ったし、ザルツブルクの方は現職時代に何だったかちょうど大きな出来事が同時に起こった時には来られなかったが、それ以外は毎年来てて、それを急にやめる方が変、と思われる感じかな。首相を退いてから当時の政策で批判されているのはシュレーダーもそうだけど、彼もよく出かけてるし、だからどうってこともない。
さて、中に入るとこんなところがあって、これをいつかかっこよく撮りたいなと思っているのだけど、どうも中途半端で終わっている。持ち込んでいるのは35㎜換算28㎜単焦点のCoolpix Aで、うまく撮れば結構いい写りするはずなんだけど。ホント、どう撮ったらいいのかなぁ…
この日は滞在14日目。めぎのザルツブルク滞在も、だんだんと終わりが近くなってきていた。この次の日も公演を見るのだが、場所が違うため、この空間を写すのは今回これが最後。さようなら、また来年ね。
話が長くなったので、見たオペラの話はまた今度。最後に、時間は飛んで、この写真は宿に帰ってきてから。うちのドイツ人とフルーツつまみながら今見てきた公演についてあれこれ議論できるのってホント幸せ。飲み物は白ワインの炭酸水割。
この記事へのコメント
Baldhead1010
Rinko
YAP
本人は自分自身のこととして発言したのでしょうが、それで日本人の働き方が古い価値観というか、がむしゃらに働くのが美徳みたいにならないかというのを心配している人が多いようです。
私は、政治家が国民のために尽くしてくれるというのはいいと思いますが、ワークライフバランスを捨てる、つまり長い勤労時間とかはどうでもよくて、それよりも国民が幸せになる政策を実行してくれるかどうかというのが重要だと思います。
爛漫亭
いいですね!
八犬伝
angie17
色々と宜しくないのでしょうね。
セキュリティの意味でも、場の空気にマッチしないという意味でも。
パートナーと同じ話が出来るのは最高ですね!
JUNKO
おと
Inatimy
建物内の空間、あちこち見てて飽きないですね。壁画も、高い天井の照明も、階段も。
一緒に過ごす異国での休暇、充実した時間もあっという間に感じられそう。
てんてん
夢の狩人
日本でも持ち物検査などはしますが
以前よりは甘くなってきています。
かずのこ