10月10日の金曜日、午前中の学校の仕事を終え、秋休みに突入。最初に向かったのがこのマルクト市場だった。
10月10日と言えば、Baldhead1010さんのお誕生日。遅ればせながらおめでとうございます!めぎにとっては日本の体育の日だったのだけど、今は違うのよね。
この日、ちょうど秋の感謝祭の飾り付けがなされていた。
いつもとちょっと違う雰囲気が、めぎの今のウキウキ感と重なる。
長期休暇に入った瞬間と言うのは、誰でもそうだと思うが凄く嬉しい時。めぎが一年で一番嬉しい日は年度を終えて6週間の夏休みに入った初日だが、2週間の秋休みに入った日もかなり嬉しい。でも、秋休みより嬉しいのは、クリスマス休暇に入った時。真っ暗な日々がようやく終わって、これからまた明るくなっていくんだ、という瞬間がものすごく嬉しいから。春休みに入った時より秋休みの方が嬉しいのは、春はもともと嬉しいし、夏も近い気分であまり有難みを感じないのだけど、秋は夏からまた一年の学校が始まったという長い長い時間を感じていたところに、でももう4分の1を終えたんだ、ということでちょっとご褒美のような、あ、意外と早く過ぎるじゃん、と光が見えるという感じがして。
先日のコメントで質問のあったドイツの所定有給休暇だが、法律で義務付けられているのは週5日勤務のフルタイムの場合で年間20日。多くの企業はそれ以上で、30日あるとよく聞くが、ちょっと古いけど2018年の統計によると平均28日。その有給を100%使うので、会社の場合は一年の始めにいつだれが長期休暇を取るかを決めるらしい。夏はみんな交代で2~3週間ぐらいずつ、あとは秋・冬・春に1週間ずつという感じのようだ。その場合、学校生徒の子供がいる人の希望が優先されるとか。まあ子供のいない人はわざわざ学校が長期休暇でホテルなどの高い時期に休みを取ったりしないので、普通時期は被らない。夏は1週間ぐらいにしておいて、11月や2月のドイツが寒くて航空券が安い時期にタイに4週間行く、あとのクリスマスとイースターなどは暦通り、と言うような話もよく聞く。学校教師は夏6週間、秋2週間、冬2週間、春2週間と12週間も休みなのだが、秋と冬と春は持ち帰り仕事(採点や試験作成や授業準備など)があるのが前提で、休みは実質1週間ずつにカウントされている。夏も2週間は仕事に充てるとカウントされている。それで実質の休みは普通の会社員よりちょっと多めの35日間。日本と違って長期休暇期間中の当直などはないので、いつどのように働くかは自己裁量。
あと、これは特筆しておきたいのだが、ドイツの場合病欠は病欠扱いで、有給にはカウントしない。病欠は6週間までは100%給料が支払われ、それ以上になると健康保険基金が傷病手当金とやらを支払うらしい(100%ではないようだが詳しくは知らない)。一例を挙げると、会社員のうちのドイツ人の従妹が9月に有給休暇を取って1週間は母親とオランダへ、その後1週間友達とイタリアに行ったが、帰ってきてコロナにかかり、2週間病欠。全部で4週間も休むことになってしまったのは本人にとっても会社にとってもdoof(ドーフと読み、忌々しい、腹立たしい、間の悪いといった意味)ことだったが、だからと言ってどうと言うことはなかったようだ。
さて、マルクト市場は秋休みに入って皆出かけるから人が少ないかな、と想像していたのだが、感謝祭だからか賑わっていた。
ここは八百屋スタンドで…
定番の野菜が並んでいるのだが…(ニンジンの横の緑の丸いのはコールラビと言うキャベツの仲間だけどカブみたいな野菜。それはそうと、ニンジンが一本折れている…)
縮れたタイプのキャベツに小さな落ち葉が舞い込んでいたり…
秋らしくいろんなカボチャが並んでいたり。
人々の格好を見ても、秋を感じる。この日はそれでもちょっと暖かめで、最高気温は18℃、最低気温は13℃だった。
今は最高が15℃ぐらい、最低が10℃ぐらい。
この日、広場の真ん中の建物の屋根が修理中だった。
そうそう、あのラム肉のおじさんは今年いっぱいは復帰しないとのこと。もう復帰できないのかもしれないらしい…あのおじさんの狩りのジビエは少なくとも今年はもう食べられないのね。あの美味しいラム肉も。
こんなにいいお天気なのに、あのおじさんは今それを感じることができているのかな。
にぎやかなマルクト市場でとても寂しさを感じた。
こうやって長期休暇を迎えるたびにやった~嬉しいと感じるのもいつかは終わる。それ以後は、この嬉しさって味わえなくなるんだわね。そう考えたら、しんどい仕事を乗り越えて休みを迎える嬉しさも貴重なものとして十分に味わっておかなきゃね。
この記事へのコメント
Baldhead1010
昔は体育の日として、国民こぞってお祝いしてくれたんですけどね^^
mm
メリハリのある生活って羨ましいです。主婦のわたくしは月月火水木金金です(ー。ー
今朝 夫と話したのですが、「何が一番贅沢か」と言う話。わたくしは
「自分の時間が自分の時間として使える時」なんですよね。
まさ
2週間の秋休み...私も欲しいです^^;
テリー
今は、毎日がお休みです。
夢の狩人
日本も少しは見習って貰いたいが
私が現役の間は無理な事でしょうね…。
おと
秋の光と、秋の野菜たち、感謝祭の飾りつけも素敵ですね~♪
JUNKO
爛漫亭
YAP
有休についてご説明いただいているので、つまり、夏や冬の長い休みも、形の上では有給休暇ってことですかね。
そうすると、公式の年間休日は 52週間の土日 + 祝祭日 ということかもしれませんが、有休を 100% 消化するということで、けっきょくはその差がドイツと日本の働き方の差に出てきているということですね。
めぎ
>YAPさん
いつもコメントと質問をありがとうございます。
>有休についてご説明いただいているので、つまり、夏や冬の長い休みも、形の上では有給休暇ってことですかね。
はい、もちろん有給休暇です。ドイツでは年間20日(多くの企業で30日)をその年のうちに取得することが法律で義務付けられているので、有給消化が100%なのです。
>そうすると、公式の年間休日は 52週間の土日 + 祝祭日 ということかもしれませんが、有休を 100% 消化するということで、けっきょくはその差がドイツと日本の働き方の差に出てきているということですね。
そうですね、公式の年間休日と言うのはその人の契約によっても違うし(正社員でも時短契約の人や、週6日勤務契約の人もいますので)、祝日の数は州によって違うのですけど、週5日勤務の人の場合、実は日本より若干少ないです。というのは、日本では祝日が16日ありますけど、ドイツでは9~13日だからです。
だから、おっしゃる通り、有給取得率の差が働き方の差になっているのです。あとは、日曜日に働くことも法律で禁止されていることや、残業があっても一日の就業は何時間まで、そして仕事が終わってから次の日の仕事始まりまでは何時間おかなければならない、などと言った細かい規則もあって、それが普段から差になっているように感じます。
そういうのは実は学校の時からあって、例えば試験は一日に1教科だけ、一週間に3教科まで、と法律で決まっています。日本のように2日や3日で全教科の試験をする、と言うようなことはあり得ません。長期休暇に宿題を出すことも禁じられています。そして、一日に続けて何時間まで授業をしてもいい、それを超えたら間に時間を空ける、また一日に何時間まで授業を受けていい、何時間以上はだめ、とも決まっています。
てんてん
かぼちゃ!可愛いですね♪
Inatimy
マルクトの雰囲気が楽しげでいいなぁ。感謝祭、こっちには無いんですよ。
長期休暇って、我が家はせいぜい5日間有給入れて土日含めて9日間くらいゆえ、
あっという間に終了です。年末年始も土日と元日だけ休みの時もあったし。
YAP
所定休日としては日本よりもむしろドイツの方が少なそうというのが意外でした。
けど、有休の使い方で、ドイツと日本の心の豊かさの差がついてしまっているなと思いました。
めぎ
日本の祝日、移動するようになってから、もう何が何だか分からなくなりました。
>mmさま
そうですね~仕事をしているとメリハリが勝手につきますけど、主婦は難しいですよね。
自営業のうちのドイツ人も、下手すると土日もずっと仕事してて、全然メリハリついてません。一日のメリハリはあるようで、仕事は3時か4時までで終わらせ、そのあとラジオを聴きながらキッチンで料理や下ごしらえ、夜は音楽を聴く、という感じです。
私にとって「何が一番贅沢か」は、パートナーと一緒に過ごせる時間かも知れません。たぶん将来は一人でずっと過ごすことになるでしょうから…
>まささま
マルクトという言葉がドイツ語でマーケットのことだと知らなければ、やっぱりそう想像しちゃいますよね~
マーケットと訳すか、市場と訳すか、いろいろ考えたんですけど、フランス語のマルシェならみんなわかるのにマルクトはわからないことへのささやかな試みとして、マルクト市場、という言葉を使ってます。
>テリーさま
私も早く毎日がお休みの身分になりたいです。
>夢の狩人さま
日本でサラリーマンや教師をしていると、メリハリってすごく難しいですよね。長期の休み自体が難しいですものね。
>おとさま
ドイツでよくみられるこの素朴な飾り付けが楽しくて気に入ってます。
先日行ったお洒落な古城での感謝祭の飾りつけもこんな感じでした。
>JUNKOさま
子育てしながらの仕事は日独どちらでも大変ですけど、ドイツの場合は持ち帰りが日本よりずっと少ない、かつ、休みに日直の仕事がないという意味で、日本よりずっと楽だと思います。
ドイツでもスーパーに行けばパック詰めがありますが、そこでも量り売りの方が多いんです。日本もそうできると思うんですけどねぇ。
>爛漫亭さま
日本の初冬のような感じですよね。でもこれでもドイツ国内では暖かめなんですよ。先日のベルリンはマイナス1℃でしたから。
>てんてんさま
ありがとうございます♪
カボチャ、ハロウィーン用の飾りとは違って可愛いでしょう。
>Inatimyさま
今年はとうもろこしをたくさん食べました。年々甘みも増しているように感じます。
感謝祭って、アメリカは11月だし、オランダも時期が違うのかな…?地域によっても違いそうですね。
ドイツで働く人は、日本人だろうと日本企業だろうとドイツの法律で休暇が決まるのですけど、オランダは違うのかな?もしドイツで誰かが最長9日間しか長期休暇を取らなかったら、その会社が罰せられてしまいます。
>YAPさま
二度のコメントをありがとうございます。
心の豊かさって、難しいファクターですね。短い休みでも充実していれば心豊かに過ごせるし、仕事が充実しているおかげで心が豊かな人もいますよね。反対に、休みがいくら長くても心が豊かだとは限りません。バリバリ暇なし日本人サラリーマンの方が暇なドイツ人より心が豊かだったりします。
ただ長い休みがある場合、休みにずっと旅行してなくてもよくて、旅の後でゆっくり休める時間もある、旅もキツキツに詰め込みすぎなくていい、というメリットはありますね。それが心の豊かさにつながる可能性も大きいかもしれません。
私が「心の豊かさ」という言葉から感じるのは、広く色々物事を見る余裕があるか否か、という部分です。日本にいると、そして日本語だけで情報を収集していると、外の見方がどうしても限られます。他の国や文化の人がどう感じるのかは想像しにくいですよね。メディアが日本語で伝えることしか吸収できませんし。若いころから身近に異文化が溢れ、越境も簡単で子供のころから外国で休暇を過ごしている場合、その部分が豊かに育つ可能性が高いように感じます。そのため、親世代の休暇日数が多いことが子供の教育にとってすごく大事かなと思います。